呑兵衛雑記

小洒落た蕎麦屋

「Slove」

鎌倉由比ガ浜通り、笹目バス停そばにあるガラス張りの蕎麦やだ。「Slove」という屋号の看板は目立たないが、外に「十割そば」と大きく表示されているのでわかりやすい。

たいがいの蕎麦屋の名店は、中の様子が見えにくいが、ここはまるで洒落たカフェのごとく、中の様子が丸見えだ。私は、最近この蕎麦屋にハマっている。

私が頼むのはまずビール。

ごま豆腐
ごま豆腐

残念なことに生ビールは置いていない。小瓶ビールが2種類だ。突き出しに出てくるごま豆腐が絶品だ。皿のかわりに、小洒落た小さなまな板のような皿に乗ってくる。

そして、酒を飲みたいというと日本酒用の冷蔵庫から何本か出してくれた。

みな美味そうだが、前回来たときにも飲んだ「AZ-Ⅶ」という純米酒を選んだ。アテは、おすすめのクロダイのカルパチョと季節野菜のかき揚げを頼む。味よし、見栄え良し、とくれば酒も進む。

最後は、盛りそば一枚でしめた。

椅子席が約10席のほか、小上がり、カウンター席もある。一人でも入りやすい店だ。

店員のキビキビした応対も気持ち良い。また、近々行こうと思っている。

 

<お店情報>

鎌倉市由比ガ浜3-9-47

0467-37-3322

 

 

https://www.instagram.com/slove__yuigahama/?hl=ja

三点セット

三点セットと言っても、ウイスキー、炭酸と氷のハイボールセットではない。私の「朝の三点セット」だ。

毎夜、酒を飲む。それが翌日まで残って体調に影響するかどうかは、翌朝の三点セットで判断する。それは、<血圧測定>、<前日の日記>、<散歩>、この三点セットだ。

毎朝、起きて、まず血圧を測定する。その数字を見れば、前日の酒が体内にまだ残っているか判断できる。私の素人判断だが、血圧の数値が下がり、脈拍が普段よりも多いときは、前日の酒が体内に残っているのだと思う。

次に、前日の日記を書く。何を食べたか、誰と会ったか、何をして、何を感じたのかを、できる限り詳細に記録する。ボケ防止も兼ねて、あえて翌日に書くことにしている。 普段は自炊なので、食べたものは、ほとんど覚えているが、たまに呑み仲間と居酒屋にでも行き、盛り上がった翌朝は、いったい何を食べたのか、何杯飲んだのか、お店の屋号など、思い出せないことの方が多い。

日記をつけ終わったら、やにわにスニーカーを履いて散歩にでる。

坂道を登れば、その日の体調、というか前日の酒が影響しているかどうかが判断できる。

約1時間の散歩、これからは汗もかく季節だ。汗とともに体内のアルコールも蒸発するのだろうか、帰宅後にシャワーを浴びれば爽やかな朝の気分だ。

そんな朝、「よし、今日はノンアルコールでーー」と、硬く誓うものの、夕日が落ちる頃には、そんな誓いはどこへやら、また、プシュ〜っと栓を抜く。ああ、やめられない、止まらない。

 

給料日の楽しみは

 

現役の頃は、会社からの帰宅は東京駅から電車に乗った。現在は湘南新宿ラインとか上野東京ラインとか、いろいろと複雑になっているが、その頃は「湘南電車」だった。湘南電車は東京駅始発だった。だから、東京駅で列に並べば絶対に座ることが出来た。

東京駅から乗車して藤沢駅まで約一時間、小田急江ノ島線に乗り換えて鵠沼海岸で降り、歩いて10分弱で我が家だった。

ドア・ツー・ドア往復で、毎日三時間が通勤時間にかかる。

サラリーマン生活での楽しみは給料日、当時は現金支給だった。つい財布の紐もゆるむ。

給料袋を懐に忍ばせて、まず東京駅でグリーン車のチケットを買い、ホームの売店で缶ビールとツマミを買う。時には日本酒やウイスキーの小瓶も買った。ツマミはバターピーナッツが多かったが乾燥貝柱も、高いけど旨かった。

チビリチビリやりながら、グリーン車の車窓に流れる夜景を見て、一ヶ月の反省をーーそんなことするわけない。とりあえず、のんびり帰宅。これがサラリーマン生活の月に一度の楽しみだった。

そんなある日、姪っ子に言われたことがある。

「ノッペちゃん(なまいきにも年下のくせに俺のことをチャン付けで呼ぶのだ)、お願いだから車内で日本酒とスルメはやめてね」

本人は、気が付かないものの、この取り合わせは芳香が漂う。周りの人に迷惑になるとのこと。そう言われればそうかも知れない。

以来、この組み合わせは、しないようにしているものの、クチャクチャ、チビチビと、これって黄金カップルなのですよね。

 

山の呑兵衛 後編

「夢」

 

ここ鎌倉山には一軒の飲み屋もないという「嘆き」は前回書いた。

もし、ここに飲み屋を出店するのなら、土地柄、居酒屋より洒落たバーが良いだろう。

こじんまりした木造の西洋館、ドアを押し、一歩中に入れば漆喰の壁、分厚いクルミ材のバー・カウンターにハイチェア六脚があるだけだ。部屋の隅には小さな薪ストーブに赤い炎が揺れている。カウンターの中には寡黙なバーテンダーが一人。彼がレコードプレーヤにLPレコードをセットする。聞こえてくるのは昔懐かしいジャズだ。渋い女性ヴォーカルならヘレン・メリル、ジョー・パスのギターも素敵だ。ミルス・ブラザースのコーラスはコニャックに合うかもしれない。

酒の種類はそんなに多くなくて良い。スコッチウイスキー、コニャック、ジン、ワイン、そして生ビール、そうそう、私の好きなマティニも飲みたいから、ドライベルモットは置いてもらいたい。寒い冬にはスイートなマンハッタンも飲みたいからライ・ウイスキーとスイート・ベルモットも必要だ。

ツマミは大げさなものはいらない。チーズ、オリーブ、生ハム、ナッツ類、できれば温かいものも少しは欲しい。フライドポテトなんか良いかもしれない。バーの屋号は「ザ・鎌倉山」だ。

こんなバーがあったら素敵ではないですか。

 

そういえば、以前は美味しいパン屋だった建物がある(写真)。ここならサイコーだ。この季節、窓からは満開の夜桜を愛でることもできる。

現在テナント募集中、だれか出店してくれないかな! 

山の呑兵衛の夢は巡るのです。

山の呑兵衛 前編

「嘆き」

 

今回、「鎌倉山暮らし」ページでも触れたが、ここ鎌倉山1丁目から4丁目まで、飲食のできる店は数少ない。

呑兵衛にとって辛いのは、バー、居酒屋は一軒もないということだ。数少ないカフェやレストランで、食事の前に生ビールを呑むことが出来るのは、ぶっ高いローストビーフの店と、入場料をとる蕎麦屋だけ。

瓶ビールを飲める店はあっても、早い時間に閉店してしまう。

夏の夕暮れ、海からの気持ち良い涼風が頬を撫でる頃、無性に生ビールが飲みたくなる。そんな時は仕方なく山を降りるしかない。当然、車やバイクは使えないので、歩くかバスだ。バスで一駅、歩いて20分も行けば小さな居酒屋がたった1軒ある。「深沢村食堂」というこの店、一人でも入りやすいし女将さんが一人で頑張っている。生ビール以外にも酒や焼酎もある。ツマミ類も豊富だが、(店には申し訳ないが)食通にお勧めできるようなものは少ない。昔は、この店の近所に大きな居酒屋があったが今はマンションに建て替えられてしまった。

問題は、飲んだあとの帰路だ。バスは一時間に一本ぐらいしかないし、酔っ払って山を登るのはとても辛い。しかも、道は狭く暗いので、車にひかれはしないかとヒヤヒヤしながらの山登りとなる。

家についた頃には、疲れ果て、酔いも冷めてしまう。

そして、呑兵衛は再び冷蔵庫を開きプシュッと栓を抜く。

ならば、最初から家呑みにすれば良いのだが、そうはいかないのが呑兵衛たる由縁だ。

だれか、家の近くにバーの一軒も開店してくれれば良いのだがーー。

嘆きは、ここまで。次回は「呑兵衛の夢」でも語ってみようか。

「ほろ酔い映画館」

 

「食べてすぐ寝ると牛になる」と、幼い頃言われた。本当に牛になるかと、怯えながら頭を抑えて角が生えてくるのか確かめたものだ。

今の私は、晩飯を食べ終わると、食器などを洗った後の、「改めてイッパイ」が楽しみである。スコッチウイスキーのロックと、チーズやチョコレートなど、簡単なツマミを用意してから、テレビの前にある「親父の椅子」と呼んでいる私の父が使っていた椅子にドカっと腰掛けてから、溜め撮りしてある映画を見る。

今晩はどの映画にしようか、少し悩んでいる間にもチビリチビリと始める。私は耳が遠いせいもあり「字幕」入りの外国映画が好みだ。

そして、私の映画評価は「眠気」できまる。腹はいっぱいになっているし、酒のせいもあるが、映画を見始めてしばらくすると眠気が襲ってくる。その眠気を我慢してでも見続ける映画は合格だ。

「エアフォース・ワン」、「サイコ」、「スピード」など、ハリウッド作品は見ていてハラハラドキドキと、眠気を吹き飛ばしてくれるものの、同じハリウッド映画でも「ローマの休日」など懐かしい映画のほうが好みだ。

「遠い夜明け」、「坂の上の小さな本屋」、以前このHPでも触れた「ウインストン・チャーチル」、など、見応えのある優れた作品は睡魔も近づかない。

一方、いつの間にか船を漕いでいるものも沢山ある。そのような作品は即刻消去だ。

映画の他にも、以前はコンサートやドラマも見たが、大型テレビを導入してからは、映画ばかり見ている。

部屋の中はポカポカと暖かく、適度に照明も抑えて、一人スクリーンに向かいチビチビやりながらの至福のひと時。さて、今宵の「ほろ酔い映画館」はどんな作品を選ぼうか。

蕎麦屋「段葛 こ寿々(だんかずら こすず)

 

遠方から来た友と鎌倉を案内することがある。誰でも行く大仏と八幡宮より、私は、竹寺として知られている報国寺と、そのすぐ近くにある杉本寺に案内することが多い。てくてく歩いたあとは蕎麦屋での一献が楽しみだ。

鎌倉には旨い蕎麦屋が多い。私が好きなのは「こ寿々」という蕎麦屋だ。八幡宮から段葛を駅方向に少し行った左にある古風な建物だ。

散策の後はここに行き、まず鎌倉ビールで喉を癒やす。突き出しの「塩まめ」が旨い。ポリポリと齧りながら小瓶をあけたら、酒だ。

この店にきたら、ツマミはたたみいわしと決めている。ほんのりと温かさが残っているたたみイワシをパリパリ食べながらの酒は、口の中に海が広がる。

ほのかに酔が回ったところで、ツルっとせいろを一枚いただく。しめは、この店ならではの「わらび餅」だ。

この手創りわらび餅が旨い。蕎麦屋だが、このわらび餅が有名になってしまい、「こ寿々」と言うとわらび餅屋と思っているご婦人方もいる。事実、同じ屋号で鎌倉駅ビルや、由比ガ浜通りに、わらび餅専門店もだしている。

しかしこの店の基本は、あくまで蕎麦屋。よくある居酒屋まがいの蕎麦屋とはちがい、生ビールは置いてないし、夕方6時半にラストオーダーである。

最近は昼時に行くと観光客が列を作って並んでいる。地元のファンとしては辛いところだが、それでも我慢して少し時間をはずして行く。

「こ寿々」の蕎麦、私のお気に入りである。

 

お店情報>

「段葛 こ寿々」

鎌倉市小町2-13-4

050-5488-5139

 

呑兵衛の震災支援

11年も前、2013年の冬、女房、アメリカから来た義妹、ブラジルから来た義兄と四人で能登一周の旅をした。

この度の震災で被害にあった輪島、珠洲、そして大火災になった朝市通りに行ったのは、吐く息が白く漂う、霙(みぞれ)降る寒い朝だった。それでも多くの露天が活気を呈していた。

写真は旅の記念にと、大枚を叩いて購入した輪島塗の片口と猪口、そして素朴な味わいの珠洲焼の一輪挿しである。

以来、この酒器で正月を祝ってきた。一口、ふくむ度に楽しかった旅の思い出が蘇る。

 

東日本大震災のときは、仙台の知り合いに頼んで現地で支援ライブ・コンサートもやった。

能登に隣接する富山県氷見市でライブに参加したのは、ついこの間のことだ。もう少し落ち着いたら氷見の友人に連絡をして支援ライブも考えている。

他に私にできることは、支援という名目で、当地の酒を選ぶことだ。東日本大震災のあとは福島、宮城の酒をずいぶん飲んだ。

能登の酒に、詳しくはないが、能登独特の酒があるらしい。

能登半島の先端、珠洲市や旧内浦町を発祥地とする日本酒づくり集団があり、能登杜氏と呼ばれているとか。酒は能登流と呼ばれ、味の濃い酒質を特徴としているらしい。

私も、さっそくネットで購入と思いきや、いい酒はほとんど売り切れになっていた。酒蔵が被害にあったのか、全国の酒飲みが同じことを考えているのか不明だが、機会があったら飲んでみようと思う今日この頃である。

鰻のおかむら

茅ヶ崎で50年の名店「鰻のおかむら」が鎌倉に引っ越してきた、というので早速、兄と行ってみた。

由比ヶ浜通りの江ノ電踏切のそばにある。

鎌倉で鰻といえば、同じ由比ガ浜通りにある「つるや」が有名だ。ちょっと敷居が高いので私は行ったことがないが、かつては多くの文豪が通い、2013年にはミシュランの1つ星に登録された店だ。

今回ご紹介する「おかむら」と、バスで一停留所違うとは言え、この名店の近くに店を出すということは、それなりに自身があるのだろう。

細い路地のようなエントランスを抜けて白木の引き戸から店内に入る。真新しい店内は明るく清潔そうだ。昼時ということもあり、従業員が忙しそうにしている。予約をしていたせいか、個室に通された。

まずは生ビールを頼む。おいしそうなクラフトビールが小洒落たグラスに出てきた。お勧め、というツマミを頼む。詳しく書かないが、お世辞にも旨いとは言えなかった。

 

ビールを飲み干して、日本酒を頼む。メニューには「日本酒」としか書いてないが、そばのガラスケースの中に色々な酒が鎮座している。その中から「雄町 無濾過生原酒」というのを選ぶ。この酒は美味かった。

ツマミの印象が悪かったので、期待感がしぼんでいたところに、うな重到着。一風変わった模様のお重の蓋をあける。ふっくらとした厚みのある鰻、焦げ具合もちょうど良い。一口ガブリと喰った。旨い。満足。

 

旨い酒に、旨い鰻。ツマミを頼まなければ満点だった。

窓から差し込む日差しがポカポカと温かい。ゆっくりお茶をすすってから店を出る。

玄関わきに置いてあるメニューを見ている御婦人に「鰻は!、旨いですよ」と余計なアドバイスをして帰路についた。 

<お店情報>

「鰻のおかむら」

神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-4-40

0467-33-6363

https://unagi-okamura.com

鎌倉駅から徒歩6分。バスは六地蔵下車3分。


忠兵衛

 

鵠沼稲荷に参拝したあとは、小田急で片瀬江ノ島まで行き、歩いて数分のこの店に寄るのが、いつのまにか定番になった。毎年のことでもあり、何回か、ほかの店に浮気をしたこともあったが、今年もやっぱりこの店に立ち寄った。

店の外には大きな生け簀。いまどき珍しくなった手動の引き戸で中に入る。私以外は子供連れの家族が多い。みな定食を食べているようだが、私はとりあえず生ビール。鎌倉山から鵠沼まで1万歩も歩いたあとのビールはサイコー! つまみは、地ダコのポン酢和えを頼む。これが、また旨い。

余談だが、海鮮料理屋や寿司屋でタコを頼むと、大体その店の味がわかる。タコのうまい店は、安心だ。まずい店はチューインガムのようなタコを出してくる。

話を戻す。空きっ腹に染みるビールとタコをガツガツと喰ってしまい、気がつけば写真を取るのを忘れた。

 

やっとお腹が落ち着いたところで、やっぱりーーと、酒(「酔鯨」純米)と、「ながらみ」を頼む。(写真)

ながらみはチビチビ飲むには最高のツマミだ。爪楊枝で中身をほじくり出しながら磯の香りを楽しむ。肝の一歩手前でプツンと切れてしまうとがっかりする。(この気持ち酒飲み以外にはわからないだろうな)

この店、正月や休日の昼時はとても混むが、平日なら広い店内に空いている席も多い。

定食や丼のメニューが多いが一品料理も多い。魚介類はみな新鮮、伊勢海老などを頼むと外の生け簀から取り出してさばいてくれる。

店の雰囲気は、お世辞にも洒落ているとは言えない。いかにも観光地江ノ島というガサツな内装だが、店員のハキハキした対応も気持ち良い。

新鮮な魚と旨い酒、酒飲み爺にはこれ以上特に望むものなし。

 

<店情報>

「忠兵衛」藤沢市片瀬海岸1−11−25コングラッツ湘南1F

電話:0466-27-1455

平日はラストオーダー1630、土日祝は2100まで営業

(240128)


「竹庵」

ここ湘南で最近噂の蕎麦屋、鵠沼海岸の「竹庵」にはじめて行った。ランチだが念のため予約をしていた。店は小田急「鵠沼海岸」駅のすぐ裏側にあるので分かりやすい。

11時半、開店と同時に入った。この店についてはネットでいろいろと紹介されているので詳細はそちらを参考にすると良いだろう。

まずは、ネットで好評の「ゴボウ天」を肴に瓶ビールで喉を癒やす。

生ビールがないのが残念だ。

のんびり飲んでいると正午頃にはほぼ満席になった。子供ずれもいる。平日の昼のせいか、奥様達がほとんどだ。

内装も新しく清潔だが、私の想像していた「旨い蕎麦屋」のフンイキとは違った。どちらかと言えばカフェ風な内装だ。これも奥様達の好みかも。

 

 

さらに生牡蠣の天麩羅と酒を一合注文、徐々に腹具合も出来てきたところで、せいろを一枚。蕎麦は白くツルツルとーー、これも、ちょっと私のイメージとは違った。私から言えばツルツルしすぎる。もうすこしガサツイタ方が、いわゆる喉ごしが楽しめるのだがーーー。

 

腹もイッパイになった。お勘定をして、一歩外にでればポカポカと暖かい。幼少の頃を思い出しながら、しばし懐かしの「銀座通り」を散策した。

(2023.12.26)